
片思いしている隣の席の女子を催眠アプリを使って催眠状態にし、深層意識を書き換えることで不良彼氏から寝取る同人音声「催眠パラドックスー僕が好きになった女子ー」のレビューです。
催眠+寝取りをテーマにした同人音声作品。
「寝取られ」ではなく「寝取り」、つまり聞き手のあなたがヒロインを寝取る立場のお話。
催眠アプリを使うのですがその設定が非常に細かく作られているのが特徴。
また、シナリオも良く練られています。
が、全体の尺がかなり長く冗長に感じる部分が多々ありました。正直言って長い。
ヒロインが4時間ほど一人で喋り続けるのもあって余計長く感じます。
長めのお話を楽しみたいという方は検討してみては。
下記レビューを参考にしてください。
- クラスメイトの女子校生がヒロイン
- シナリオは凝っているが尺が長く間延びしている
- 総合得点74点でまずますな出来
レビュー作品情報
サンプル視聴・アピール画像・トラック内容
- トラック1 風紀委員担当の先生から生徒指導アプリの使用方法を説明。(18:10)
- トラック2 チュートリアル(12:10)
- トラック3 今回の指導対象&ミッション説明(4:45)
- トラック4 《催眠1日目》 催眠アプリ使用前の日常(7:55)
- トラック5 《催眠1日目》 彼女を救うためだから、仕方ない。(37:35)
- トラック6 《催眠1日目》 恋愛感情デリート+記憶刷り込み(25:40)
- トラック7 《催眠2日目》 催眠解除→翌日の日常(4:30)
- トラック8 《催眠2日目》 囁き耳舐め手コキで「しゅきしゅき」連呼(29:45)
- トラック9 《催眠2日目》 キス命令でキスしまくり&とろとろ素股(24:15)
- トラック10 《催眠2日目》 おまんこ挿入おねだり→好きな女子の処女まんこは僕のもの。大好き連呼イキ。(26:00)
- トラック11 《催眠3日目》 催眠解除→翌日の日常(12:50)
- トラック12 《催眠3日目》 彼女を助けるための方法(13:45)
- トラック13 《催眠3日目》 おまんこ擦り付け→騎乗位エッチを動画撮影!(22:20)
- トラック14 《催眠3日目》 好きな女の子を突きまくる。彼氏にお別れ宣言!りのとのラブラブ後背位セックス(25:35)
- トラック15 催眠解除→その後(5:20)
- トラック16 翌日の学校放課後。 エピローグ1(10:10)
- トラック17 生徒指導の先生に報告。 エピローグ2(3:30)
レビュー・評価
シナリオ |
14
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---|---|---|---|
演技 |
19
|
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キャラ |
15
|
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ボリューム |
16
|
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演出 |
10
|
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総合得点 | 74/100点(評価基準について) |
今作は、片思いしている隣の席の女子を催眠アプリを使って催眠状態にし、深層意識を書き換えることで不良彼氏から寝取るお話。
シリーズ作品
今作はシリーズ作品のひとつ。
ただしどの作品から聴いても楽しめる作りになっています。どの作品も主人公(聞き手のあなた)は同一人物でヒロインが異なります。
パラレルワールド的なシナリオだと思ってください。
他の作品をレビュー記事にしていますので参考にしてください。
作品の特徴
登場人物
登場人物は次の3人。
- 美住りの:今作のヒロイン。不良彼氏と最近付き合い出した。まだ処女。彼氏はりのをヤり捨てしようとしているがそれに気づいていない
- 男子生徒:聞き手の「あなた」。りのの隣の席に座っている風紀委員。りののことが好き
- マツバラ先生:生徒指導担当の20代の女性教師。あなたに催眠アプリのことを話して問題児を指導するようにお願いしてくる
りのの不良彼氏は登場しませんが「佐久間 アキ」という名前だけ出てきます。
ストーリー導入
生徒指導の担当のマツバラ先生から呼び出しを受ける男子生徒(聞き手の「あなた」)。
彼女はあなたに風紀委員として頼みたいことがあると言い、催眠アプリのことを話してくる。
あなたの所属するクラスは問題児を集めていて、半分は問題児、もう半分はあなたのようなマトモな生徒で構成されている。
催眠アプリはそんな問題児を更生させるために作られたもので、先日予防接種として打たれたとあるワクチンは実はナノサイズのチップを体に埋め込むためのものだった。
そのチップが埋め込まれたあなたのクラスの生徒は、催眠アプリを使うことで簡単に催眠にかけることができ、様々な機能を使って素行を正していけるという…。
催眠+寝取るテーマのお話
今作はヒロインを不良彼氏の魔の手から救い(寝取る)というお話。
その手段として催眠アプリを使います。
実は「あなた」に課せられた使命、というかマツバラ先生からのお願いは「りのの彼氏である不良を更生させる」というもの。
だが、あなたは「りのに催眠をかけてその彼氏から寝取る」ことをします。
期限は週末に予定している佐久間とりのの初デートの日まで。
ヒロイン・りのは騙されている
りのの彼氏「佐久間アキ」はほとんど授業にも出ない、そもそも学校にも来ない不良少年。
そんな彼に優しくされたことでりのは惚れてしまい彼女から告白してカレカノの関係になりますがHはまだの関係。
が、佐久間は彼女をヤり捨てすることを仲間と話しているのをマツバラ先生が偶然聴いてしまい、それを「あなた」に教えてくれます。
りののことが好きなあなたは怒りますが、そのとき手にした催眠アプリで彼を更生させず先にりのを寝取り彼女にしてしまうことを思いつくというわけ。
ヒロインに催眠をかけて攻略していく
体内にナノサイズのチップが入ったあなたのクラスメイトのりの。
彼女を催眠アプリを使って催眠状態にし、深層意識を上書きするなどして「佐久間 アキ」が好きという感情を「あなた」のことが好きと変えていきます。
さらにその過程でHプレイも要求。
心と体の両面から彼女の意識を変えていくことで彼女の気持ちをあなたに堕とすのが今作の目標。
催眠アプリの機能について

冒頭、チュートリアルとしてマツバラ先生から詳しく説明がありますが軽く解説しておきます。
上↑の画面が催眠アプリの画面でスマホで動作するもの。全部で大きくわけて主な機能が4種類あります。
- 催眠レベル:(MIN)1~5(MAX) 催眠の強さ。高ければ高いほどアプリ使用者の命令を聴くようになる
- 身体従順レベル:(MIN)1~5(MAX) 高ければ高いほど体が自分の意思に関係なく動くようになる
- 条件付け機能:◯◯したら□□するなどの条件をつける。作中では「イクと感度が上昇」というような使い方をしている
- 刷り込み機能:深層意識の感情を上書きするもの。作中では不良彼氏のことは忘れ「あなた」のことを彼氏と思うようになる、という使い方をしている
作中のあなたはこれらの機能を都度使います。その際にはアプリのナビ音声(女性声)で「催眠レベル 3」というようなガイダンスが流れます。
その他の特徴
作品全体の主なHプレイ:
ディープキス、手コキ、耳舐め、フェラ、口内射精、ザーメン舐め、好き好き連呼、対面挿入、騎乗位、立ちバック、動画撮影、お掃除フェラ
セックスは全部中出し。アナルセックスはありません。
トラック内容
各トラックについて軽く触れておきます。
が、トラック数がかなりあるので各パートごとの解説にします。
トラック1~2 ストーリー導入パート(手コキ、お掃除フェラ)
- 1:風紀委員担当の先生から生徒指導アプリの使用方法を説明。(18:10)
- 2:チュートリアル(12:10)
(手コキ/お掃除フェラ)
マツバラ先生に呼び出され背景となるストーリーを説明されます。
そして催眠アプリを手渡されその機能についての説明。
ここでマツバラ先生に催眠をかけて練習することに。彼女に手コキをさせてお掃除フェラもさせてしまう。
トラック3~4 ターゲット説明とヒロイン登場
- 3:今回の指導対象&ミッション説明(4:45)
- 4:《催眠1日目》 催眠アプリ使用前の日常(7:55)
引き続きマツバラ先生から今回のターゲット「佐久間 アキ」について説明される。
が、あなたはヒロイン・りのに催眠をかけて先に処女を奪うことにする。
このトラックでは特にHプレイはなし。
トラック5~6 1日目の催眠プレイ(オナニー披露、フェラ抜き)
- 5:《催眠1日目》 彼女を救うためだから、仕方ない。(37:35)
- 6:《催眠1日目》 恋愛感情デリート+記憶刷り込み(25:40)
(オナニー披露/指挿れ/潮吹き/クンニ/キス/手コキ/フェラ/イラマチオ/顔射/ザーメン舐め取り)
放課後の教室でりのと待ち合わせ。
さっそく彼女に催眠をかけて、いつもしているというオナニーを目の前で披露してもらう。
オマンコの入口あたりを触るソフトなオナニーなので指挿れしGスポットを刺激させる。最後は潮吹き絶頂。
次にチンポの我慢汁を舐めさせフェラ、頭を掴んでのイラマし最後は顔射。
顔についたザーメンを舐めさせる。
トラック7~10 2日目の催眠プレイ(手コキ耳舐め、素股、初H)
- 7:《催眠2日目》 催眠解除→翌日の日常(4:30)
- 8:《催眠2日目》 囁き耳舐め手コキで「しゅきしゅき」連呼(29:45)
- 9:《催眠2日目》 キス命令でキスしまくり&とろとろ素股(24:15)
- 10:《催眠2日目》 おまんこ挿入おねだり→好きな女子の処女まんこは僕のもの。大好き連呼イキ。(26:00)
(手コキ/左右の耳舐め/ザーメン舐め/好き好き連呼/キス/素股/ちんぽおねだり/机の上に座って対面挿入/好き好き連呼)
前日の催眠プレイについては覚えていないりの。再びりのに催眠をかけてHプレイをしていく。
まずは耳舐め+手コキ、そして耳元で好き好き連呼させる。最後は発射しザーメンを舐めさせる。
催眠アプリの機能の条件付けでイクと感度が上昇させるようにし、キス。
そして素股で絶頂を体験させる。
何回もイッて感度が上がりまくったりのはおまんこが疼いて仕方がなくなり、机の上に座って脚を開きちんぽをおねだり。
挿入しピストンをすると好き好き連呼して最後は中出し。
トラック11~14 3日目の催眠プレイ(動画撮影しながら騎乗位、立ちバック)
- 11:《催眠3日目》 催眠解除→翌日の日常(12:50)
- 12:《催眠3日目》 彼女を助けるための方法(13:45)
- 13:《催眠3日目》 おまんこ擦り付け→騎乗位エッチを動画撮影!(22:20)
- 14:《催眠3日目》 好きな女の子を突きまくる。彼氏にお別れ宣言!りのとのラブラブ後背位セックス(25:35)
(騎乗位/連続絶頂/キス/左右の耳舐め/バック/連続絶頂)
あなたの部屋へりのを招く。
そこで佐久間アキがりのへ興味をなくすために、あなたとのHを動画撮影することになる。
まずは騎乗位でりのが連続絶頂で中出し。
そして佐久間へのりのがメッセージを伝えるためにりのをカメラに向かわせてバックでセックス。
トラック15~17 エピローグ
- 15:催眠解除→その後(5:20)
- 16:翌日の学校放課後。 エピローグ1(10:10)
- 17:生徒指導の先生に報告。 エピローグ2(3:30)
このトラックはエピローグ。
りのとのお話とマツバラ先生への報告のお話。詳細はネタバレになるので控えます。
良かった点
ストーリー設定がしっかりとある
問題児を集めたクラス、その中でまともな生徒である聞き手の男子生徒、その男子生徒に催眠アプリを渡して生徒指導をしてもらうという設定が面白いと思います。
とってつけたような「Hができる催眠アプリ」という安易な設定を使うのではなく、その背景となる設定やストーリーが最初に説明されるので物語に入って行きやすいです。
なるほどね、そんな便利なもの手渡されたらどうしようかなぁと妄想しながらストーリーを楽しめます。
声優さんの演技が上手い
色々な作品に出演されているので今更ですがとても上手だと思います。
先生とヒロイン・りのの一人二役ですがプロって凄いなぁと思うほど別々のキャラとして演じられています。
肝心のヒロインもイメージ画像通りの甘ったるいちょっとロリな声色、喋り方なので可愛い声だなぁと癒やされます。
Hシーンの喘ぎ声も可愛く喘ぐのでオホ声苦手な方にもオススメ。
不良から彼女を寝取る体験ができる
今作は寝取り体験ができるもの。
逆寝取られモノが多い(と管理人は思ってる)中で、聞き手の分身がヒロインを”モノにする”体験ができるのが良かったです。
催眠アプリの効果を目一杯使う設定が活かされたシナリオなのが良かったです。
ヒロインが可愛く喘ぐ
今流行りのオホ声ではなく可愛い系の喘ぎ声で感じまくるHシーンが楽しめます。
オホ声自体を否定しているのではありません。むしろ管理人はオホ声もOK派です。
今作はラブラブ系のお話なのでそれに合った可愛い系の喘ぎ声にしているのだと思いますが、その声が良かったです。
残念だった点
全体が長い、間延びしている
総再生時間が4時間44分と約5時間近くあってボリューム満点なのは良いのですが、さすがに長すぎだと思います。
もっと短く今の2/3、3/4くらいにギュッとまとめられる内容だと感じました。
ひとつのエピソード(トラック)が間延びしていて聴いていて飽きます。
ゆっくり喋るヒロインなのもあって早く次の話に行ってくれないかな、とイライラしたのが正直な感想。
例えばりのに手コキさせるときに不良彼氏のことを話させたり、主人公の男子に好きな人が居る(りののこと)のを持ち出して意味深に匂わせたり、特に要らない演出では?
印象に残るエピソードがあまりありませんでした。
ヒロインが独りだけなので間が保たない
マツバラ先生のチュートリアルとエピローグは約30分くらいありますので、ヒロイン・りのが単独で約4時間ずっと喋っているわけです。
間が保たないと思います。
これが2~3人の女の子が登場するのなら掛け合い等があって飽きさせないと思います。
が、今作の場合ずーーーーっとりのだけが喋っているので流石に飽きます。
2時間映画であれば2本分の時間、ずっと同じヒロインが喋り続けると言えば分かりやすいでしょうか。
コメディタッチとかもっと明るい内容の作品ならクスッと笑うようなエピソードがあって間を保たせられると思うのですが、今作はどっちかと言ったらシリアスな暗いテーマなので余計そう感じます。
幕間のエピソードでもたつく
トラック3、7、11は催眠をかけていない、Hパートの幕間のエピソードですが特に面白いことを言うわけではなく正直言ってつまらないエピソードでした。
ストーリー性を大事にするのはわかるのですが特におぉ!?と思わせるようなお話で無ければ要らないのでは?
無くても成立するエピソード(トラック)だと思います。
初セックスまでが長い
ヒロイン・りのとの初Hはトラック10。
さすがに先すぎると思います。
最初から聴いていると9トラックが終わる時点で2時間44分経ってます。これ、他の音声作品なら1本分くらいの再生時間です。
この間、りののオナニー、手コキ、イラマからの顔射、耳舐め、素股といろいろとプレイがありますが9トラック(チュートリアルの2トラックを抜かしても7トラック)もかけてヤる内容にしては薄いと思います。
もっと早くにヒロインとのHシーンが欲しいです。
聞き手の分身である男子生徒はりののことが好きなので、もっと早く処女を奪ってしまうくらいでもいいのでは?
最後のセックスで不良男子に向かって話す
トラック14ではりのの不良彼氏に見せるために動画撮影しながらセックスをしますが、このときヒロイン・りのが不良彼氏に向かって話し名前(佐久間くん)を出してきます。
「佐久間くん見て!」みたいに、不良彼氏に向かってずっと喋るんですよね。
寝取っている立場ですが、その相手が彼氏の名前を連呼するので微妙な気分になります。
対して聞き手のあなたのことは、「この人」とか「彼」みたいな呼称を使うので蚊帳の外感があります。
もっとこっち(聞き手)のほうを向いたセリフにしてもらいたかった。
最後のセックスがバックの姿勢になってヒロインの声が遠くなる
これ、このサークルさんの特徴だと思うのですがなぜかクライマックスのセックスシーンはバックになります。
そして、このバックでHするのでヒロインの顔が離れているのを意識しているのか声が遠くなっています。
視聴者的にはヒロインのHな声が聞きたいのにその声が離れて小さくなっているのは頂けない。どうしてもバックでないと表現できない訳では無いと思うんですよね。
仮にバックでHしても声はもっとハッキリ聞こえるようにして欲しい。
総評
全体的には丁寧に作られていると思いますが残念な点であげた通り全体が間延びしているように感じます。
特に印象に残るようなエピソードが無いかなぁというのが正直な感想。
シナリオ設定自体は細かく作られていてやろうとしていることは面白いのですが、この内容であればもっとギュッとスリムアップしてまとめてくれたほうが聴きやすいですし印象に残ると思います。
長くても良いからストーリーを楽しみたいという方向けの作品だと思います。
そのあたりを理解しているのなら検討されてみては。
なお、全体の再生時間はとても長いのですが満足度という意味でそれほど高くないので「ボリューム」の項目のポイントは控えめになってます。